以前ご両親が住み、空き家になっていた旧家のフルリフォームを、定年退職を機に検討したOさん。耐震性や断熱性を高め、広いLDKを実現しながら、茶道や華道を嗜まれる夫人のための水屋付きの茶室と華道教室のための部屋、茶室にアプローチできる裏玄関などをつくることなどが要望のメインでした。住友林業のリフォームは、洋室とホールをひとつにまとめ上部を吹抜けにした広いLDKを提案。梁を現した開放的な空間を実現しました。さらに北側の2間の和室は水屋付きの茶室と華道教室をする板の間に変更。茶室には土間玄関を新設しました。旧家の面影を残しながら耐震性や断熱性を向上させ、安全で快適な住まいに仕上げています。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 93年 |
間取り | [ Before ] 5LDK+S → [ After ] 4LDK+S |
目的 | 定年、耐震補強、間取り変更スケルトン |
リフォーム箇所 | LD、キッチン、和室、洋室、浴室・バス、洗面室、トイレ、収納、廊下、玄関、外壁・屋根、その他 |
新しくした設備 | 床 住友林業クレスト(ウォルナット挽板フロア) キッチン腰壁 LIXIL(エコカラット) システムキッチン トクラス(住友林業オリジナル/LEYK) 洗面化粧台 LIXIL トイレ TOTO(ネオレスト) システムバス トクラス(LCYB) |
費用 | 5000万円 |
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費用概算 | リフォーム工事一式: 50,000,000円 |
工期 | 230日 |
リフォーム面積 | 179.23平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
住友林業で自宅を建てたので、旧家リフォームに関しても相談したところ、住友林業のリフォームの存在を知りました。決め手になったのは、この家の建築的な価値をしっかり教えていただいたこと、昔ながらの良さを残しながらリフォームするという設計姿勢に共感できたことです。設計提案も納得のできるものでした。
「これまで住んでいた住友林業で建てた築22年の家を息子に譲り、両親と暮らしたくさんの思い出や建築的価値もあるという祖父が建てた住まいを、私たち夫婦が受け継ぎ、暮らすことにしました」と語るO様。ご夫妻のご要望をお聞きしながら、歴史を刻んできた建物に新たな価値を加えるべく、プランニングしていきました。
広いスペースを確保したLDKは吹抜けにして梁を現し、開放的で心地よい空間にしました。その際、吹抜け部分の壁の立ち上がり部について、解体後に大工さんと一緒に検討し、意匠の観点から付柱の施工を行い、既存と色を合わせて塗装することで全体の雰囲気を損なわないように工夫しました。茶室に関しては、差し鴨居のある旧家の構造を活かしながら設計する必要があり、床の間の納まり具合には特にこだわりました。また、畳のサイズの一部を茶室の様式に対応させたり、風炉用の畳を用意するなどの配慮も行っています。
二級建築士・リフォームエンジニア/大川健太郎(右)、リフォームエンジニア/笹岡学
今回リフォームを行ったのは、Oさんが生まれ育った家。これまでご両親が暮らし、Oさんは同じ敷地内に建てた住友林業の家に住んでいました。お母様の施設入居をきっかけに移り住むことを計画。セカンドライフを楽しむ場として耐震性や断熱性の改善、自分たちの想い描く空間を実現するためリフォームに取り組みました。
広いLDKを実現するために洋室とホールをまとめ、上部は梁を現した吹抜けに。茶道や華道を嗜む夫人のために、北側の2間の和室を水屋付きの茶室と華道をする部屋をつくりました。さらに、茶室の前には新たに土間のある玄関を設置。将来的に裏玄関の前に露地をつくる計画もあり、旧家の雰囲気に彩りを添えるはずです。
耐震に関しては限界耐力計算を行い、制震ダンパーを19ヶ所に設置。安心して暮らせる建物を実現すると同時に、基礎・壁・屋根に断熱材を入れることで現代の住宅と変わらない断熱性能に。また、過去に増築した東側の増築部分を減築したことで、サイズ的にも夫婦二人にちょうど良い住まいを実現しています。
既存の洋室とホールをひとつにまとめ、Oさんが要望していた広いLDKを実現。上部を吹抜けにして開放感溢れる空間に。差し鴨居もたくさん残し、これまで見えなかった梁を見せることにより、旧家の構造的な特徴を感じられるようにした。新しくした部分と古い柱や梁が自然と調和し、馴染んでいるのが気に入っているという
以前は北側にあったキッチンを、広いリビング・ダイニング空間の中に。夫婦のコミュニケーションが弾むよう、キッチンは対面式にした。吹き抜けの開放感を感じながら、料理や家事を楽しめると好評である
旧家の構造を活かしながら、茶室を設計。その際、床の間の納まり具合を重視した。畳の一部を茶室の様式に合う大きさに変えたり、風炉用の畳を用意するなど、茶道を嗜む夫人の要望を叶えている。夫人の友人たちから「茶室が素敵!」と嬉しい感想をいただいているそうだ
吹抜け部分の壁には、解体後に担当者と大工さんが検討を重ね、意匠的な面から付柱を施工。既存と色を合わせて塗装を行い、全体の雰囲気を損ねないように配慮した。吹抜け手摺りも製作し、既存に馴染むよう長さや間隔など細部に住友林業のリフォームのこだわりが感じられる
会社名 |
住友林業のリフォーム(住友林業ホームテック株式会社)
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対応エリア |
全国(一部エリアをのぞく)
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お問い合わせ先 (TEL・FAX) |
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その他のデータ |
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