埼玉県での首位を獲得した大宮。JR、東武線、埼玉新都市交通、さらには新幹線が乗り入れる交通の要衝で、池袋、新宿、東京といった首都圏の主要駅まで約30分。ここ数年で駅前の再開発が進んでおり、埼玉の玄関口が注目を集めている。
2400年以上の歴史をもつとされる武蔵一宮氷川神社を有し、古くから鳥居前町、宿場町だったことで知られる大宮。「鉄道の町」としても有名で、駅北側の「鉄道博物館」は鉄道ファンのみならず、ファミリーでも楽しめる一大観光スポットだ。
駅周辺では、エキナカの「エキュート大宮」をはじめ、「大宮タカシマヤ」「そごう大宮店」などの百貨店や「大宮マルイ」「ルミネ大宮」などのファッションビルがにぎわいを見せる。また、駅東口には24時間スーパーや飲食店、専門店などがひしめく「大宮銀座通り商店街」が広がるほか、駅周辺の再開発計画も進行中で、昨年閉店した「大宮中央デパート」跡地にはオフィスや商業施設、市民会館などが入る18階建ての複合ビルが建設予定。西口にも28階建ての再開発ビルが建設されるといい、新たな街のランドマークとなりそうだ。
一方、東口から少し足を延ばせば、約2kmにわたって緑地が整備された「氷川参道」が。その先には野球場やサッカースタジアムがある「大宮公園」が広がっており、市民の憩いの場となっている。一駅先の「さいたま新都心」には有名アーティストのコンサートなどが開かれる「さいたまスーパーアリーナ」があり、休日のレクリエーションには事欠かない。他にも、区役所、小中学校、さらには「のびのびプラザ大宮」といった子育て施設などが駅周辺に集まり、特にファミリー世帯にとって暮らしやすい環境といえる。
わざわざ都心に出て行かずとも、駅前だけでも充実した暮らしが送れそうな大宮。再開発による駅周辺の発展に合わせて、都心のベッドタウンとしてさらに人気が高まりそうだ。